2014年01月16日

おもいで

おとうさんとはこわいひと。
おおきなこえでどなるひと。

だから、あのリコーダーのれんしゅうちゅう、なにかいわれたしゅんかんに
なにいわれたかわかりもしないで、「ごめんなさい!」とあやまった。
「じょうずだね。」っていってたのに。

じょうずだね。といったのに、ごめんなさい。といわれたおとうさん。
じょうずだね。といわれたのに、こめんなさい。といったむすめ。

どちらがつらいかかんがえた。
どっちもつらいなぁとおもいながらないた。






posted by 静 at 23:55| Comment(0) | おはなし

2013年07月01日

コインと貯金箱

周りの人から愛情というコインをたくさんもらっているのに、まだ足りない、まだ足りないと言い続けるその人の心の貯金箱は穴だらけでした。

まずは貯金箱を直してくださいとお願いしたら、そのためにはコインが必要ですと言われました。

渡したコインは穴からこぼれていきます。
貯金箱を直さないまま、さらに自分で壊すのでどんどんコインはこぼれます。

…コインが足りない、コインが足りない。
誰かそばでつきっきりで、どんどんコインをくれないかしら?

お願いですから、貯金箱を直してください。
それは誰かが代わりにすることはできないのです。

あなたにたくさんコインをあげたい。
それでもそのコインが大切に使われない様子を見るのはとてもつらいのです。





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完全に一致(笑)

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爆睡中。



posted by 静 at 21:52| Comment(2) | おはなし

2012年11月06日

思うこと

 

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思い通りにならない状況を次から次へと見つけてプレッシャーと名づけ「苦しい、つらい。」と言い続ける人は、周りの人に自分が満足できる快適な環境を作れと無意識に強要する。

プライドと呼ぶその考え方は自分が下に見られまいということだけに反応する。

自分の感情や、幸せ、生き方までが周りの人の態度にかかっている。

そして相手の想いや痛み、問答無用ですべてを背負わされる人の居心地の悪さなどにはひどく鈍感だ。

自分と向き合うのが嫌で誰かの後ろに隠れている。

本当はそのほうがずっと苦しいのに。

 

私は私。あなたはあなた。

誰でも自分だけの道があり、そこを一人で歩いている。

生きていくってそういうこと。

だからこそ縁があって誰かの道と重なること、一緒に歩けることが嬉しい。

重なった道はまた離れてしまうかもしれないからこそ、その瞬間が大切で愛おしい。

 

プライドもプレッシャーも自分や周りの人を傷つけ貶めるためではなく、もっと好きになるため、もっと大切にするためのもの。

そう思う。

posted by 静 at 21:53| Comment(0) | おはなし

2012年03月08日

小さなお姫様の話

たとえば愛しい猫達の頭をそっとなでるよう
たとえば大事なあの人を可愛らしいと見つめるよう
誰かのためにするように
自分のことを想えたら
欲しい欲しいと願いつつ届かぬ想いに泣いていた
心の中にすんでいる
嘆きの姫様その顔に
きっと笑顔がうかぶでしょう

笑顔のもどった姫様は可愛い笑顔だけじゃなく
今まで泣いたその涙吐いた溜息ひとつ残らず
大事な大事な糧として
美しい花咲かすでしょう
そこから生まれた花の種
いろんな人の心の中へ
きっと必ずとんでいき
次々花が咲くでしょう
posted by 静 at 22:47| Comment(2) | おはなし

2011年09月28日

…なんか、お願いされちまった

どーも。
私はあなたの心の中の感情を食べて生きているものです。
突然現れてすみませんね。
ずっと今まで黙っていましたが、毎日いろんな感情を次から次へと大なべに放り込んで作るあなたの「感情ごった煮」は、正直あまり美味しくないんです。
今日は思いきってそれを伝えに来ました。

消したい気持ちがあるからって、手当たりしだいグルグルと混ぜてもそれはなくなりませんよ。
いつも食べてる私はわかります。
消えるどころか、あーなんて言うんですかね、かえっていつまでも残る感じ?

大体あなたのその気持ち、一つ一つを手にとってじっくり見た事ありますか?
気持ちには名前がありますよ。
え?そんなことは知っているって?
誰のものかも書いてあるし、大事にしとけ。とか、もう捨てちまえ。なんていうこともよくよく見ればわかること、それも知ってしましたか。
知っているならなおのこと、ごった煮なんてもったいない。
いろんな気持ちの一つ一つがあなたらしさの素なのに。
私はそれをそれぞれ味わいたいんですよ。

あなた、自分をどう思っているかわかりませんが、なかなか良いものもっているんだから。
手の込んだこととかしなくていいです。
とりあえず、鍋に投げ込まず並べておいてみるだけでもいいですから。
マジでよろしくお願いしますね。

posted by 静 at 23:40| Comment(4) | おはなし

2011年09月08日

せっかちさんの話

せっかちさんはあわてんぼう。
ムダなことが大嫌い。
何でもかんでもいっぺんに片づけたいと思うので、毎日とても疲れます。
でも、せっかちさんは思うのです。
疲れることはムダなこと。
じっと休まなければいけないから。
休むことはムダなこと。
前へ前へと進んでいたのが、ピタっと止まってしまうから。
ムダは嫌いなはずなのに、気づけばムダなことばかり。

せっかちさんは考えます。
どうしていつもこうなのか。
そもそも私はどの位、どれだけ早くどこへ進みたい?
何をどう片づけたい?
そうしてしばらく考えると、早く早くと思う割に、急いで行かなきゃならないところは1つもどこにもなかったし、何でもかんでもいっぺんに片づける必要もないのでした。

あわてんぼうのせっかちさん。
あまりに慌てていたせいで、周りが見えていませんでした。
見えなかった周りには、いろんな人がいて、いろんな物があって、いろんな道や広場もあるなかなか素敵な場所でした。

せっかちさんは今でもやっぱり本当は、一度に片づき最短のルートで進んで行きたいと思う気持ちもあるけれど、実は自分がいた場所がなかなか素敵と気づいたおかげでわかったことがありました。
どれもこれも間違いじゃなく、ただただそういうものなのだと。

せっかちさんは思います。
ムダ、ムダと嫌った中に大切なものがあることを、きっと私は知っていた。
知っていたけどそのことを、認めることが難しかった。
「知る」と「わかる」は違うのだと心から納得したのでした。

posted by 静 at 10:11| Comment(2) | おはなし

2011年06月29日

それはある意味宝石で一番大事にすべきもの

爆発するまであとわずか。
この胸にある爆弾が爆発したら私は死ぬんだ。
なんて恐ろしいものが、私には付いているんだろう。
こんなものがなかったら、取り外して捨てることができたら、私は幸せになれるのに…。
でも、無理。
それに、だいたい私はこの部屋からは出られない。
気がつくと、我が子が懸命に爆弾を外そうとしてくれている。

「いーからっ!逃げて!早くっ!」

「もうおしまいだ。」

と、思った次の瞬間、私は扉を開け、自分の足で外に出た。
逃げ出すことができないと思っていた部屋の扉に鍵はなかった。
出られないと思っていただけで。

そうして外に出ると、今度はこの爆弾は爆発しないと確信する。
危険なもの、恐ろしいものと思い込んでいただけだった。
これを取り外し捨てる必要はないんだとわかった時、爆弾は花に変わった。

笑顔で再会した我が子に花を一輪差しだす。

胸に咲く美しい花を見て思う。
「私は、幸せだ」と。
posted by 静 at 17:41| Comment(2) | おはなし